なんとなく、SNSを見るのがしんどい日があります。
みんなの日常や楽しそうな投稿、誰かの意見や話題のニュース。
全部が悪いわけではないですし、そこから元気をもらうこともたくさんあります。
でも、気づけば「また見てるな」「特に意味もないのにスクロールしてるな」と自分に気づいて、なんとなくため息が出るようなときがあります。
YouTube shortなんかは、意味もなく次に次にってなって時間が過ぎてるよね
特に疲れている日や、なんとなく自分のことがうまくいっていない気がする日。
そういうときほど、SNSに触れたあとの心がザワザワしてしまって、余計に気分が落ちたり、焦ったりしてしまいます。
そんな日が続いたあるとき、ふと思いました。
「今日は、ちょっとSNSを見ないで過ごしてみようかな」と
少し距離をとってみたきっかけ

「SNSをやめよう」という大きな決意があったわけではありません。
ただ、ある日の朝、寝起きでスマホを手に取って何気なくタイムラインを眺めていたときに、ふと手が止まりました。
今、なんでこれを見てるんだっけ?
目が覚めてすぐの時間、まだ頭も体もぼんやりしているのに、知らない誰かの投稿を追いかけている自分に違和感がありました。
「なんか今日は、見るのをやめておこうかな」と
そんな気持ちが自然に湧いてきて、スマホのアプリを閉じました。
それだけのことだったのですが、その小さな選択が自分の一日を少し変えてくれたように思います。
SNSを見ないで過ごした日のこと

SNSを開かないだけで、こんなに時間がゆっくり流れるんだなと感じました。
ふとスマホを手に取りそうになるたび、「あ、今日は見ないんだった」と思い出して、その手を少しだけ止めました。
その代わりに、ぼーっと外を眺めてみたり、久々にコーヒーを挽いてみたり、読みかけの本を開いてみたり。
いつもなら、誰かの投稿に感情が揺さぶられたり、知らない情報に振り回されたりしていたはずの心が、少しずつ落ち着いていく感じがしました。
目の前の小さなことに意識を向けることで、不思議と「今の自分」にちゃんと戻ってこられる気がします。
「自分の時間」って、こういうことだったのかもしれません。
1日が長く感じて、時間を無駄に過ごしていたなと感じました。
戻ってきた時の変化と気づき

翌日、いつものようにSNSを開いてみました。
相変わらず、誰かの日常が流れていて、面白い投稿も、鋭い意見も、眩しく見える景色もありました。
でも、不思議と前ほど心がざわつかなかったのです。
「これはこの人の人生で、自分には自分のペースがあるんだよな」
そんな風に、少しだけ距離を持って眺められる自分がいました。
SNSが悪いわけではありません。むしろ助けられることもたくさんありますし、つながりを感じられる大切な場所でもあります。
ただ、知らないうちにその中で比べたり、焦ったり、自分を小さくしてしまうこともあります。
だからこそ、「見ない時間」や「距離を置く選択肢」があることを知っているだけでも、ちょっと心が軽くなります。
必要なのは、“やめる”ことじゃなくて、「戻ってこれる余白」なのかもしれません。

静けさの中で、自分に戻る時間を大切にしたい

SNSを見ない時間を過ごしてみて気づいたのは、「静かな時間」って思っていたよりも豊かだったということです。
情報やつながりに触れるのも大事ですが、それと同じくらい、自分の心の声に耳を傾ける時間も大事なんだと思います。
誰かの投稿よりも、自分の気持ちを丁寧に扱ってあげること。
それができると、少しだけ呼吸が深くなる気がしました。
無理に離れなくてもいいです。SNSはあってもいいですし、楽しく使ってもいい。
でも、「ちょっと疲れたな」って思ったときに、一歩引いて、自分にやさしくなれる選択肢を持っておけたら、それだけでちょっと生きやすくなる気がします。
静けさの中で、自分に戻る時間。
そんな時間も、これからは少しだけ大切にしていきたいと思います。